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2歳児、3歳児 ことばが 少ない

更新日:2024年5月6日

ことばの発達に関して、「ことばがない、まだ少ない」というお子さんについての相談をよく受けます。「2歳児、3歳児 ことばが 少ない」ことは、個人差が大きいと分かっていても、多くの親御さんにとって 大きな心配事ですね。


「ことばがでる」順番は、一般的に


「事柄がわかる」

「ことばを理解する」

「ことばがでる」 


 という順序です。 


「ことばがでる」には、「事柄がわかる、ことばを理解する」準備段階が必要です。

そして「事柄がわかる、ことばを理解する」には、生活や遊びの中で育つチカラが土台になっています。

 

 発語が50語ほどになるまで、ゆっくりことばを獲得します。

それまでは定着しにくく、言えたことばが消失することもあります。


この時期は「ことばを理解」してから「ことばがでる」まで半年ほどかかることもあると言われています。


「事柄がわかる、ことばを理解する」ことをたくさん増やすといいですね。



ことばのベースになるチカラ


まずは身体のことを考えましょう

・聞こえや発声、口腔器官の心配はありませんか

 発見しづらいケースがあり 注意が必要です。


知覚・認知面

・動く物を目で追う(追視、注意)

・同じものとわかる、見つける(マッチング)

・おもちゃをおもちゃらしく扱う(操作)



ことばが遅いお子さんのレッスン教材
レッスンで使用している教材(一部)


コミュニケーション

・大人に近づく、アイコンタクトできる

・大人が指さす方向を見る

・何か欲しい時 身振りや声で表現する


模倣

・体の動きや声のマネをする など



どうやって獲得するの?


これらのチカラは 大人のようにお勉強する形では身につきません。興味を持って楽しく遊ぶことが、ことばの理解と発語の準備につながります。


言語聴覚士の個別レッスンでは、

上記のようなスキルをのばすため「意図した遊び」を設定して取り組みます。


お子さまが 「一人でできること」・「助けがあればできること」の境界を見きわめ、スモールステップですすめるのも特徴の一つです。


一方、ご家庭でしかできないこともあります。ご家庭で取り入れると効果的な遊びや行動があります。例えば、何かが欲しい時の追視やアイコンタクトだったり、模倣の促しだったり。


 ことまるのレッスンでは、「おうちでやってほしいこと」を具体的に提案しています。

レッスンごとにお子さまの状況を把握し、保護者さまと一緒に連携しながら進めていることも特徴の一つです。


 
 
 

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